先日、とある知人からある依頼を受けました。
コスプレをしたいのだが服の種類がわからない。君ならこのキャラクターに関して詳しいと思うから一緒に考えて欲しい。
私はその申し出を快諾しました。そして何のキャラクターのコスプレをするのか、できれば写真付きで教えて欲しいと返信しました。
私のメールに対する大返信(激寒)には以下の画像が添付されていました。
緩次郎さん・・・!
この謎のTシャツに関する情報がいっぱいいっぱい欲しいということでした。
私はすぐに「ちょっと待っときや、今(情報)入れてやるからな?」と返事をしました。
Tシャツの謎を解く手がかりは胸のところにある二つのロゴに注目するよりありません。
ちなみにこのロゴくん、もはやダディー音MADお馴染みになった以下のBBでもちゃんと切り抜かれているためそれなりに知名度は高いようです。
ガバ穴ダディーにふさわしいガバガバさが受けたのか引っ張りだこのBB。特にMADに使用される際にはこれまたガバガバな編集が施され、素材のガバガバさと編集のガバガバさが織りなす映像美に多くの視聴者が魅了されてきました。
ちなみにこのBBや使用されているMAD内でもしばしば胸のところの切り抜きが必要か否かについて激しい論争が繰り広げられているようです。
さて本題はこのロゴが何者であるかということです。
向かって左側はASICSと書かれているのが判然としていますが肝心の右側のロゴは不明瞭です。
右側のロゴを拡大した画像がこちら。
赤色の丸い円の下に三つの輪が見えるのが確認できます。
これは一体何のロゴなのか。
ああでもない、こうでもないと19.419時間、寝る間も惜しんで考えた結果次のような閃きが生まれました。
三つの輪は五輪すなわちオリンピックマークの一部なのではないか?
もしそうであるならばメーカーがASICSであるのも合点がいきます。
こうしてオリンピックロゴに関する調査が始まりました。
ガバ穴ダディーの発売は2005年ですから2004年のアテネオリンピック関連のものと推測しました。
そしてオリンピック公式ロゴを調査したもののアテネオリンピックのロゴとは違うようでした。
しかし他のオリンピック関連のロゴを丹念に調査していった結果、ついに目的のロゴにたどり着きました。
そのロゴはオリンピック日本代表のマークエンブレムでした。
詳しくは以下のオリンピック公式サイトから確認できます。
そして次にヤフオクに類似品の出品がないか調査しました。
色違いですが あ り ま し た
オリンピック支給品との説明書きがありました(ガバ穴ダディーはオリンピック出場者だった?)
そして今年の10月、遂にヤフオクでそのものを発見するに至りました。
おっ・・・おっぱげた!!
2500円でガバ穴ダディーになりきれるなんて安いもんです。
しかしこれ以外の出品例は見つかっておらず、ガバ穴ダディーに大変身したくてもしきれないいわゆるガバ穴ダディー難民が懸念されます。(色違いは現在も出品されているので細いシーチキンで満足するような妥協主義的な方はそちらを購入されることをお勧めします)
ガバ穴ダディー難民は大変身を許されず、普段の真面目で優しい教師の姿に留まることを余儀なくされた結果、ぷももえんぐえげぎな状態に陥ることが懸念されています。さらにこの状態が悪化するとおんもえになり、最終的にはちょっちょっちゃっさという恐ろしい結末を見ることになるでしょう。
私は知り合いに対して結局分からなかったという旨の回答を出しました。
これには理由があります。
見た目だけガバ穴ダディーに変身しようとしてもそれは意味の無いことだからです。
本当のガバ穴ダディーになるためには精神的な鍛錬を経て、心から太いシーチキンを望むような精神状態に至らなくてはなりません。
その上でこのTシャツを着ることで真のガバ穴ダディーに大変身できるのではないでしょうか。
人は人を真似しようとすると兎角、外面に拘泥しがちです。しかし本当に大切なのは内面を磨くこと、つまり中を気持ちよくモコモコの状態にすることです。
そのためには普段からいっぱい気持ちすることを心掛け、常に感受性を全身に分布させることが重要なのではないでしょうか。
(2018/11/23、一部のダディー表記(変換ミス)をガバ穴ダディー表記に更新)