ぷもも園

pixivに移行中(あちらなら気兼ねなくまんまん言葉を連発できるので)

神話としてガバ穴ダディーを読み解く 2

今回は顔叩きの儀式について考察していきます。

 

 顔叩きの儀式とはコブラに掘られてるダディーの唇に島田がフニャフニャの逸物を叩きつけるとかいう不可解極まりないアレです。世界中のガバ穴ダディー評論家たちですら解釈を諦めたというこのシーンは、まさしく本作品最大の謎です。多分他のビデオを見てもこれに似たシーンは見つからないんじゃないでしょうか。それくらい不思議でシュールな映像です。見れば見るほどこれはプレイとは思えない。だから仕方なく「儀式」と呼んでいるのでしょう。

 

 第一に島田は一体何のためにダディーの顔を叩いているのか?という疑問があります。実は、顔叩きの映像の直前に島田はダディーの口に無理やり突っ込もうとしているのです。しかし明らかに拒否られてます。フニャチンの押し売りに思わず顔を背けるダディー。ダディーがしゃぶってくれないので口の上で動かすだけになって、歯磨きみたいになるシーンもありました。で、埒が開かなくなったからとりあえず顔叩いとくかとなった、というのが一応の定説になってます。要するにダディーにことごとく拒否された島田が焦ってひねり出した最終手段こそがこの顔叩きという訳です。

 

 ところが、これは純粋な儀式の一つという見方もできると思います。つまりこの顔叩きは島田の編み出した苦肉の策ではなくて、それ自体に意味があるものであったという解釈です。この顔叩きの儀式はコブラのガン掘りと連動した一つの儀式だったのではあるまいか。上の口と下の口に同時に逸物をあてがうことには何か意味がありそうです。

 

 では何を目的にしていたかというと、結局のところ除霊だったのではないかと思います。映像の中盤からダディーは間違いなくトランス状態に陥っています。「ぷももえんぐえげぎおんもえちょっちょっちゃっさ!!」などの数々の言語化不能な奇声、人間の肉体が発したとは思えない奇天烈な音の数々。ダディーには明らかに何らかの悪霊が憑いているとしか考えられない。最後のシーンのダディーの「ウァァオレモイッチャウウウウ」というセリフで、それまで「私」だったダディーの一人称が「俺」になっているというのは、ガバ穴ダディーの大きな謎でしたが、これも普段の真面目で優しいダディーとは別の何者が乗り移っている、と考えれば容易に納得できます。

 

 島田とコブラは協力してダディーに取り憑いた悪霊を追い出そうとしていたのです。口と肛門はそれぞれ入り口と出口ですから、悪霊も口から入って肛門から出て行くという信仰でもあったんでしょう。そこでまず入り口の唇を叩くことによって、上の方にいる悪霊を追い払う。そうして肛門の方も刺激しておく。こうすることで悪霊がだんだんと下に下がっていきます。最後にダディーがイく瞬間にはコブラは逸物を肛門から抜いています。ここが除霊術のポイントで、悪霊が出て行くためには肛門を塞いでしまってはいけません。コブラは悪霊の出てくる絶妙のタイミングを見計らって引き抜いていたわけです。最後に出て行った後のダディーに対して島田が「いったんか」などと言ってますがこれは出て行ったかどうかを確認している、というくらいに解釈できます。

 

 結論として、ガバ穴ダディーの後半のシーンは真剣な肛門性交であるように見えるが、実際のところは除霊術だということです。ガバ穴ダディーは単なるホモビではなく、世にも珍しい儀式を収録した貴重な資料でもあるのです。