ぷもも園

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ガバ穴ダディー・ノンケ説

 

ガバ穴ダディーとは、ホモである。

 

 ニコニコ大百科のガバ穴ダディーの記述は、この一文をもって始まる。事実、ガバ穴ダディーはノンケからは程遠い、ガチホモという認識が一般的だと思う。実際私も、ガバ穴ダディーは到底ノンケではないと書いたことがある。自ら進んで太マラをねだり、怪音を連発してよがり狂う様はまさしく淫乱ダディー以外の何物でもない。(ちなみにダディーというのは父の愛称である以外に、俗語で中年ホモという意味がある)そして極め付けは、使い込んだ証のようにガバガバに拡がった穴。それは彼がこの道の玄人であることの動かせぬ証拠である。

 

 しかし本当にそうだろうか。私はガバ穴ダディーを聴きながら、ふとそんなことを考える。実はダディーはノンケなのではないか。そうして彼のセリフを、ノンケであるという観点のもとから見直した時、さまざまな新たな発見を得た。この試みを通し、今まで論じて来られなかったガバ穴ダディーの新たな側面を発掘することができたのである。それにしてもガバ穴ダディーはさまざまな解釈の可能性を秘めている。でっぷり太った豊満パパには、まだまだ新たな世界への扉がガバガバに拡がっているのだ。改めてこのビデオの奥深さに畏怖の念を感じた次第である。

 

以下、箇条書き形式でガバ穴ダディーノンケ説の根拠を紹介していく

 

1.「イカ・・・キムチ・・・」は実は「いかん・・・気持ちいい・・・」

 

 「イカ・・・キムチ・・・」は冒頭一番最初に発せられるダディーの語録として定着している。しかしよく考えると不自然である。なぜダディーはホモプレイ中に食品名を発する必要があったのか?謎である。しかしこれを「いかん・・・気持ちいい・・・」と考えると辻褄が合う。ノンケであるダディーがホモプレイを始めたところ、そこに思いの外の気持ち良さを感じる自分を発見してしまった。ホモになってしまうことへの危惧と、しかし気持ちいいという揺り動かせぬ事実との葛藤。この二つが冒頭に発せられていることによって、「ガバ穴ダディー」はノンケがホモになっていく物語と見ることもできる

 

2.「キモ(本音)・・・気持ちくてたまらぬ・・・」

 

 これも1と似ている。ホモプレイをキモいとは思っていながら、しかし身体は気持ちいい。キモいと気持ちいいをかけることによって、その間で揺れ動く微妙な心情をうまく表現した名台詞。

 

3.  尻穴問答

 

 この場面はガバ穴ダディーを論じる上で避けて通れない、極めて重要な要素である。「何が気持ちいいの?」と問いかける島田部長に対し、ダディーは「お尻の穴が・・・」と答える。その答えを島田部長は「違うだろ?」と否定する。否定されたダディーは「私のOMNK」と訂正する

 

 「お尻の穴が・・・」という台詞は中熟年ビデオにしては珍しい。というのも、中熟年、特にそのうちのデブホモ業界では肛門のOMNK呼びは暗黙の了解であるからだ。課長も現場監督もケツデカ課長も糸引きおじさんも皆最初からOMNKを連発している。ところがダディーはそうではない。初期段階ではお尻の穴という呼び名しか持っていなかったのが、この尻穴問答を通してOMNKという新たな肛門呼称を授けられるのである。これ以降のダディーはまんまん言葉の連発に入る。しかし、もしも尻穴問答がなかったらダディーは「お尻の穴」という呼び方を貫いていたかもしれない。


4.OMNKがぶっちゃけ…無い!

 肛門がOMNKであることは、ノンケには到底受け入れられない。歪められた真実に抗おうとする心の叫び。


5.ちゃんちゃちゃちゃんちゃんFOO↑

エンディングを装うことによって、苦行のようなホモビ撮影を勝手に終わらそうとしている。


6.ニンニンニンニンニン…

5の後に発せられるセリフ。撮影が続行したことに絶望しつつ、こうなったら忍耐しかないと己に「忍忍忍…」と言い聞かせている。


7.貴"様"ら!

ノンケであるダディーをホモ行為に導いた島田とコブラに対する怒り。島田部長によるぶっかけ直後のセリフなので、このタイミングで溜まったフラストレーションをぶちまけたと思われる。


8.もう嫌…

 コブラが果て、混沌としたトリプルプレイの幕が降りた後に発せられるセリフ。ダディーはホモビなどもうこりごりと思ったのだろう。実際彼はこれ以降再びホモビの舞台に立つことはなかった。

 

 最後にあのガバ穴はどうなるのかという疑問が残る。ダディーは真面目で優しい教師である。とすればホモビ出演に対してもそれなりの準備をして臨んだと考えるのが自然である。つまりダディーのガバ穴は、ホモビ出演が決まってからの猛特訓によって手に入れたものではないだろうか?俳優が役作りのために筋肉を鍛え上げるように、ダディーはホモビのために肛門をガバガバに拡張してきたのだ。しかし広げたはいいものの、ノンケだから肝心の肛門性交には慣れてはいない。コブラに掘られているシーンでダディーが怪音や雄叫びを連発するのは、挿入によって生じる慣れない痛みによる苦しみからだったのではないか。


ガバ穴ダディー・ノンケ説はまだまだ発展途上である。この説の魅力はダディーがノンケであること、つまりノンケの人たちも努力次第でガバ穴ダディーになれる可能性を秘めているというところにある。我々はまだガバ穴ダディーには程遠い。しかし彼が元々はノンケである以上、シーチキン道の奥義を究めることによって、ガバ穴ダディーになれるかもしれない。そのためには日々の努力を怠らずに自分自身のガバ穴を養っていく必要があると思う。