ぷもも園

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ぷももたろう3 現場監督、神になる

 

 

 

 

 我らがカリスマトップアイドル・現場監督の朝は早い。スピリチュアルガールの現ちゃんは寝間着のままで上級魔法チンポガを唱える。

 

彼女は自分に神々が微笑みかけるのが見える見える、太いぜ。彼女は幾多の困難を魔法の言葉で乗り越えてきた。

 

 

 

12歳、太いのが入って壊れちゃいそうになった時。現は「ハイットゥリー・ハイットゥルー」の魔法で自分の穴を太くすることで乗り越えた。

 

「タチが太すぎるのなら、自分をガバ穴にすればいいじゃない。」

 

太すぎるものに対してはガバくなる。強大な理不尽の前には己を曲げる。その原則を現はこの体験で学んだ。

 

 

 

15歳、明星の「太いぜ!一平ちゃんガチブト醤油とんこつ」が終売になった。

 

現はそのニュースを事務所で聞いた。スタッフのイケボ親父からその事実を聞いた瞬間に、現の瞳から大粒の涙があふれ出した。

 

そして彼女は外へ駆け出した。冷たい氷雨が降っていた。中熟年美少女デブホモアイドルのチャームポイントである毛むくじゃらの太鼓腹を左右に振り乱しながら現は鉛色の空に覆われた街を走った。現の凍った心はなんの冷たさを感じなかった。

 

終売になったのは私のせいだ。私がホモビに出て、「太いぜ。」なんて言ったばかりに・・・

 

彼女の脳裏には、一人のガチブト醤油とんこつのファンの顔が思い浮かんだ。

 

変態親父・・・あの人はガチブトがなくちゃ生きていけないのに・・・終売なんかになったらきっと変ちゃん死んじゃうわ。

変ちゃん・・・あんなにぶっといの入れさせてもらったり、俺のも舐めてもらったりして遊んでもらったのに・・・ごめんね・・・変ちゃんごめんね・・・

 

現はもう走れなくなった。88kgの全力疾走に膝が悲鳴をあげたのである。彼女は唇を震わせた。

 

「許して亭許して」

 

その時、彼女は初めて周りの世界の音に気がついた。敏感ふとまらカーの上げる特徴的なクラクションのくぐもった響き、イオンモールの中から聞こえる「死ぬぅ!」という還暦の巨根親父の断末魔。世界はデブホモ色に染まっていた。彼女は自分が今までそうとは知らず包まれていた殻から解放されていくのを感じた。この殻が彼女の内界と外界を截然と区切っていたのだった。殻は破れた。今や彼女の外界は内界であり、内界は外界であった。いつしか雨が上がり、そこには虹がかかっていた。心が、瞳が、アゲハが、何もかもが透明になっていた。

 

 

 

18歳、現は彼女を目の敵とする短ちゃん信者たちによって拉致監禁された。檻の中に閉じ込められた現は短信者から暴行を受けた。何度も何度も叩かれた。

「てゐー」

彼女は苦痛のうちに叫んだ。叫ぼうと泣こうと、信者たちの彼女を叩く手は決してその動きを止めることがない。

 

「アッ↑コ↓」

 

苦しみが極点に達した時、彼女は啓示を受けた。そして現は夢現ながらこう呟いた

 

「ぶってぶってもっとぶって(浅草ぶってぶって音頭)」

 

手の動きが止まった。短ちゃん信者たちは現のあまりの変態ぶりに絶句したのだ。

 

「こすってこすって(ミニゲーム)」

 

 懇願し始めた現の姿は信者たちを震撼させた。彼女はもはや今までのアイドル・現場監督ではなかった。「現様だ・・・」信者たちの一人が口にした。信者たちが一人、一人と現を見て、熱にうかされたように叫び出した「現様!あぁ現様!」短ちゃん信者たちは全て現様信者へと変わっていた。

 

そこには相当変態であり、同時に神々しさを帯びた「現様」がでっぷりとした御腹も嫋やかに、あらたかな威光を放っていた。

 

現はこうして神となった。打たれることを受け入れ、それどころか自ら進んで打たれることを望む。困難に対して逃げることをせず、その真正面を、燃え盛る炎の中心に己を投げ込む。それこそが生きるための、輝くための唯一の道である。現は最後にこのことを学んだ。

 

 

こうして現場監督はアイドルを経て神として祀られるようになったのである。

 

 

 

 

 

 

あ、これ言っとくの忘れたんですけど来期の覇権美少女アニメの筋書きです。あしからず。

 

 

 

 

ほんへ

 

 

あああぁぁぁぁおおおぉぉぉうう

阿!阿!阿!阿!阿!阿!

 

 

おまん古墳(我馬県伊尻村緩次郎19-4-19)のうちに眠るオマン皇は目を覚ました。ケツマン朝に火の手が迫っていた。加賀のホモビ男優兼教師・ぷももたろうがあろうことか単騎でこちらへ向かっていたのである。

 

「(ガバ穴野郎の分際でオマン皇に挑むとは)ちょっと横暴ですね」

 

オマン皇は剣を手に取った。彼が死んだ時、彼の側近であった尾木=ロビママは副葬品としてこの剣を王の骸の傍に手向けたのだった。それは当然だった。王国の繁栄の印であり、世界の珍宝と讃えられた剣を持つに相応しい王者は、この宇宙には彼しかいなかった。彼が死したとき、もはやこの剣も死したのだ。尾木はこう言い残した。そうして偉大なるオマン皇の後を追い自らも命を絶った。

 

「あーいく(出陣)」

 

古墳の石の扉が皇帝の手によって軽々と開けられると、この地方特有の灼けるような日差しが差し込む。俺は生き返ったのだ。オマン皇はケツマン朝の危機を救うためにその姿を再び土の上に現したのだ。そうして皇帝がぷももたろうを滅ぼす。ケツマン朝の覇権は再び森羅万象の王として永久に栄えるだろう・・・

 

ぷももたろうを迎え撃つべく海岸へと急ぐオマン皇。この地方で(ショウユ・ヴィン)と呼ばれる熱帯雨林へと分け入っていく。そこはかつて彼がモロ感派の残党と戦い滅ぼした地でもあった。彼の縁戚であるモロ感一派は王権の転覆を企てていたのだった。指導者、モロ感爺がグチュグチュの戦いで討ち取られたのちも、爺の参謀ゲキ・ハメーがこの森で戦死するまで抵抗が続いた。太陽神の祭壇にハメーの首が捧げられた光景を浮かべたオマン皇の心に一つの疑念が浮かぶ。

 

「モロ感爺はどこに眠っているのだろう」

 

 

 

 

その頃ぷももたろうはというと・・・御察しの通りロクでもないことに限りある人生の貴重な時間を潰していた。

 

怪文書ブログ「ぷもも園」にアクセスした彼はある怪文書に読みふけっていた

 

 

「レビュー・劇場版ガヴァンゲギオン

 

 

 ★概要=

 「あの「ガバ穴ダディー」が映画化されて帰ってくる」私がこんな煽り文句の広告を目にしたのは、しばらく前のこと。タイトルはズバリ、「ガヴァンゲギオン」。はて、見ようか見まいか、確かに「ガバ穴ダディー」は名作かもしれないが、43分の鑑賞には体力を要した。そんなダディー先生が劇場で2時間大暴れときた日には、私なんぞは参ってしまうのではあるまいか。止そうかと思う。しかし、宣伝の泣き叫ぶ中年メガネの顔を見てしまったら、もういけません。公開当日、私ゃ期待に胸と股間を膨らませながら、いそいそと映画館へ向かったのです。

 

★見どころ=

 メガネ同士リーマンの絡み合いで始まる。これから何が始まるのか、全く予想できない観客の存在には御構い無しに、画面の中のタチリーマンとダディーは二人の世界に没入している。初見の客が唖然としているが、前作を知っている私からすれば、まだこれは序の口、手練のマジックといったところ。そうしてやはりあのコックリング兄貴が現れる。違う映像が紛れ込んだのかと心配させておいて、のちにこの男が世界を破滅へと導くという伏線だった。映画は変わった趣向でスタートした。

 

 「太いシーチキンが欲しい・・・」

映画の序盤でダディー先生はシーチキンを求め始める。曲がりなりにも映画の主人公が、あろうことか食品に憧れるとは、一体どういう訳なのだ?それともシーチキンとは我々が想像する缶詰ではなくて、何か別のものの隠喩なのか。何れにせよ私の頭では推察不能だ。ともあれここからダディー先生のシーチキン求道遍歴が始まる。太さとは何なのか。太くなるとはどういうことなのか。鯖缶や鰯缶ではなぜいけないのか。我らがダディー先生はひとり、悩み苦しむ。

 

そこに現れたのが、あのタチリーマン氏である。「欲しいんだろ?欲しいって言ってみーや?」「うぅん太いシーチキンが欲しい・・・」と答えたダディー先生を、タチリーマン氏は「違うだろ」と一喝する。タチリーマンはそれからダディーに静かに問いかける。「己の心は太いか?」「お前には太いシーチキンをスッチョムする資格があるのか?」「太いシーチキンとは誰かから与えられるものではなくて、冒険と苦悩の果てに作り上げるものではないか?」

 

 

 

 

あ”あ”!

 

ここまで読んでぷももたろうは自分がガバ穴ダディーであったことに気がつく。自分は正義のヒーローでも、真面目で優しい教師でもなくて、ただの淫乱ダディーにすぎない。

 

そうしてダディーはケツマン朝のオマン皇の太マラをおねだりすることを決意した。