2020-10-01から1ヶ月間の記事一覧
その頃、我が家のモロ感爺は布団に横たわっていた。先日のダディー&島田戦で激ハメじいちゃん共々完膚なきまでに叩きのめされた屈辱は、77歳にもなってまで男色に現を抜かすようなこの色狂い老人にも流石に堪えるものらしかった。時々うわごとが聞こえる。と…
向かい合い合ったドナルドと現の間には重苦しい沈黙が流れ、無言の睨み合いが続いた。オワコンピエロとはいえ、流石に一時代を築いただけあって、漂わせる風格は十分である。このまま戦いになったとしたら・・・現は強敵との死闘を脳裏に描いた。まずこちら…
ガバ穴ダディーの見どころの一つとしてコブラ三木谷が数えられます。彼は途中から参加してくるセリフのない竿役なのですが、独特すぎるボリューミーな呼吸音で、主役の二人にも負けない凄まじい存在感を放つキャラとして知られています。なぜ彼の吐息はここ…
現を乗せた自転車は街へと続く緩やかな坂道を下っていく。夏の遅い夕暮れが迫り、斜陽に照らされた沖合の海は小麦色に輝いている。夕凪を破るように、時折涼やかな潮風が吹き付けてくる。しかし今の現は何事も美しいと思えない。ただそこにあるのは光を反射…
前回までのあらすじ 筆者ですら覚えてません。なので続編はフィーリングでそれっぽいこと書きます ************* 昼下がりの西田医院には閑古鳥が鳴いていた。もとよりこの街には病人が極めて少ない。 激ハメ爺ちゃんはその理由を「ホモの人はみんな元気いい…
「シーチキンは太り始めていた。それはガバ穴ダディーによって太らせられたのか。それとも細いシーチキンを太いと思おうとする精神修養によって太く見えているのか。誰も真実を知るものはいない。そもそもシーチキンは実際に存在するのだろうか?それは、も…