ぷもも園

GABANダディー

神話として「ガバ穴ダディー」を読み解く(第1章に寄せられたコメントへの回答など)

前回の記事

kumohai6794re.hatenablog.com

 

に寄せられたご質問についての回答です。コメント欄に返答しようと思ったのですが長くなりそうだったのと、ご質問を頂き思索を巡らせる中で新たに得た知見を補足事項として記しておきたかったので新規にブログ記事を起こしました。当方は未だガバ穴ダディーに関する理解が浅く、曖昧モコモコ!とした内容になり、回答には程遠いと思いますが何卒お赦し願います。

 

頂いたコメントは端的に言えば

 

なぜコブラ三木谷は中盤以降に登場するのか

 

というものでした。私にとってはこれまでに深く考えたことがなかった論点で非常に新鮮かつ「ガバ穴ダディー」という作品の本質に関わる非常に深淵な問いに思われます。回答を考えるうちにかなりガバ穴ではあるものの、ある程度は妥当な解釈を見いだすことができました。

 

まず前提として「ガバ穴ダディー」という作品の序盤、中盤、終盤について大まかにまとめておきます

 

序盤:ダディーと島田の絡みシーン

中盤:コブラ登場。三人が入り乱れ、混沌とした様相を呈する

終盤:ダディーがコブラを掘りクライマックスへと向かう。島田はこの二人になんとかして絡もうという努力を見せるが明らかに両者から疎外されている

 

このことから「ガバ穴ダディー」の骨格を成す構図、すなわち序盤で力を持っていた島田が中盤以降のコブラの活躍によって追いやられていくという筋書きが浮き彫りになります。

 

この作品では島田とコブラが対立する二者として厳然と区別されており、それが前述の力関係の推移をより明確なものにしています。

 

以前の記事でコブラは蛇の化身であると述べました。また、蛇は神聖視されることが多く、ガバ穴ダディーにおいてもコブラ三木谷は神聖な存在、すなわち神であると考えられます。

 

ではそれに対する島田はどうか。

島田は「部長」という肩書きからも伺えるように人間として描かれています。

畢竟彼は俗世間の汚穢に塗れた人間なのです。

 

以上の議論を踏まえるとこの二者の間に位置する主人公ガバ穴ダディーが何者であるかは自ずから判然とします。

 

序盤、彼は島田部長と共にスーツ姿で登場します。この時点のダディーはキャッチコピーに「普段は真面目で優しい教師」とあるように島田と同様、人間に過ぎません。

 

しかし中盤に舞い降りた神、コブラの導きによって彼は神へと昇華します。ここまで来るとキャッチコピーにある「大変身」とはまさしくこのダディーの人間から神への華麗なる転身を指しているに違い無いように思われます。

 

最後に彼が発射するシーンは神であるコブラと同時であることによって彼が神となることを象徴的に示しています。彼の「俺も(神界に)イッチャウゥウウウウウウ」というセリフもその根拠と言えそうです。

 

 

 

神話「ガバ穴ダディー」は人間が神へと転身する姿を克明なタッチで描くことによって一見関わりの無いように見える人間の世界と神の世界を確実に結んでいる。

 

 

回答というより思考過程をただただ書き記しただけになってしまいましたが、これにて回答とさせていただきます。