ぷもも園

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ガバの木と海のあるまちで (第8回・激闘!ドナルドvs現様)

 向かい合い合ったドナルドと現の間には重苦しい沈黙が流れ、無言の睨み合いが続いた。オワコンピエロとはいえ、流石に一時代を築いただけあって、漂わせる風格は十分である。このまま戦いになったとしたら・・・現は強敵との死闘を脳裏に描いた。まずこちらは編隊「親父」を召喚し、ハンバーグラー紫芋みたいな眷属を召喚してくるであろうドナルド陣営に対して、物量的に負けない構えを作る。決定打を与えさせずに長期戦、そして最終的には得意の巨根肉弾戦に持ち込めば勝算は十分だ。なにせこちらは百戦錬磨の中年親父たちである。問題はドナルドのスキル「ドナルドマジック」と「らんらんるー」をどのように対処するかだ。いくらタフな耐久性に定評のあるチーム現といえども、これだけ太い攻撃が入ったら壊れちゃうゲージ壊れちゃう。切り札としてF.C.O.Hを常に相手に見せ牽制しておく。問題はどのタイミングで決行するか。それがこの勝負の生命線だ・・・

 

 「公園でお話ししようよ」

沈黙を破ってドナルドが現に提案する。公園でお話しとはやはり一戦を交えるということだろう。覚悟を決めた現はドナルドと並んで店を出た。

 

 公園は海沿いにある。それは北国ながら珊瑚礁の広がる南の島のように白い砂浜と、青々とした葉を付けた赤松とのコントラストが美しい公園だ。海水浴場として解放されている浜辺には、ちょっとした食べ物を売るプレハブの店が幾軒か出て賑わいを見せるのが、この町の夏の風物詩でもある。外れにある岩場は、かの有名な生物学者・三木谷博士をして「生w態w系豊かですねこりゃぁ」と言わしめたほどで、様々な海の生物が姿を見せる。鯛^~や敏感ふとフグくんといった稀少な魚たちに加え、海中にはテラドンと呼ばれる伝説の未確認生物が生息するとの話だ。また、浜の500m沖合には、地元でomnk岩と呼ばれる観光スポットが存在する。その形が真に性器以外の何物でもないことからこう名付けられた奇岩は、10月の下旬の一時期にだけ穴の向こうに沈む夕陽が撮影できるとのことで、その時期には観光客や写真家が浜辺にずらりと並ぶ。

 

 そんな場所へ二人は今から決闘をしに行くのだ。午後七時。まだ宵の口だが、このあたりの海沿いはもう車すら滅多に通らない。そよそよと吹き付ける夜風は涼しく、辺りには秋の気配が漂っている。しかし二人の闘争心は風を受けてますます燃え盛る。海沿いを走る国道を横切り、堤防のすぐ近くまでやってきた。その向こうには満ちた潮が穏やかな規則的なメロディーのようにさざめいている。

 

「いってみよう!」

ドナルドの言葉を、現は一瞬、戦闘開始の合図と受け取った。しかしその声は不思議に軽快だ。よく見れば彼の指は彼方の灯を示している。その光は幾重にも木が茂った松林の向こうに海霧に包まれ、ぼんやりと浮かんでいた。波の音しか聞こえないことも相まってお伽話の世界のような、実に神秘的な光景だった。

「なんだよあれ・・・」

「とにかくいってみよう!」

 

二人は灯の許へとたどり着いた。彼方からは朧に揺めき、神秘的でさえ合ったそれは、着いてみればただの公衆便所だった。現は文字通りの幻滅を味わった。一体、真実を知るというのは幸福なことなのだろうか?Aだと思っていたものが実はBだった。そう知った人間は、現実の冷酷さを身にしみて味わうとともに、Aだと信じて疑わなかった己の愚かさを恥じ、いたたまれなくなる。このことを高遠にして緻密な哲学・芸術体系へと昇華させたのが小梅太夫だ。彼は人間の幻滅を凝視し、独特の哀調で表現し続けた。幻滅を味合わずに済むための方法は二つある。一つはあるものに対する美化した幻想を抱かないことであり、もう一つは幻想を抱きながらその実像を知らないように努めることである。しかし、そんなことが人間に可能なのだろうか。前者を推し進めたら、人の一生はいかほど味気ないものになってしまうことだろう。それは言ってみれば精神の砂漠である。そこには木々も花も生物も希薄だ。精神の砂漠には太陽は昇らず、月も星も見えない。ただ砂や岩石のような無機質の現実があるだけだ。では後者はどうだろうか?彼は誂えた美しい幻想を真実によって壊されることを恐れるだろう。そうして真実との邂逅を避け続ける。彼はあたかも罪を犯しながら逃げ続ける罪人である。いつどこで出くわすかもしれない真実という名の刑吏に絶えず怯えなくてはならないだろう。そうすると結局、我々は分かっていながら幻滅を繰り返すより法がない。「チクショー」それは幻滅の輪廻から解脱することのできない哀れな人間存在の、魂の叫びなのだ。

 

ここはホモタウン、その公園にある公衆トイレ。当然何も起きないはずがなく・・・無論ハッテン場として有名な所だった。

「ドナルドはもちろん君のことも知ってるよ。カリスマ男優の現場監督さんだよね。今日は会えて嬉しいなぁ」

「恥ずかし///」

唐突のファンとの邂逅に喜びを隠せない現ちゃん

「ドナルドは今、男子に夢中なんだ」

「凄いなぁ・・・」

「だからここで一緒にお話し(意味深)しようよ」

「(下心が)見える見える」

現は若い頃に一度だけハッテン場に行ったことがある。彼がこの街から東京に出て間もない頃だった。都内某所のハッテン場に興味本位で行ったのは良かったが、初心者であるのをいいことに、そこにいるホモたちの慰みものにされてしまった。夜が明けるまで文字通り足腰立たなくなるまで回された現は、ハッテン場などもうこりごりと思い、それ以来現はその手の特殊な街角に足を踏み入れることを憚っていたのだ。しかしドナルドは一体なぜ現とのハッテンを求めるのか。彼はドナルドにその訳を訊ねた。

「どうしてって・・・」

道化師は静かに語った。彼は日々ドナルドマジックなどのテクニックの鍛錬に力を入れているが、実戦で試す機会がなかった。そこで今日はプロである現場監督の指導を受けたいとのことだった。


「もっとぶっといの入れてんじゃないの?(余罪の追及)」

「うーん・・・ハンバーガーが4個分くらいかな」

「お太い!」

「もちろんさ。ドナルドマジックもやっちゃうよ」

「すごいなぁ」

全てを受け入れた現はついにトイレの中へとドナルドを導く

「ホラ、変態親父行くぞ。」

「ドナルドです(訂正)」

二人の男の姿がトイレの入り口に吸い込まれ、消えていった。

 

 

さてここから繰り広げられた交合のあまりの生々しさに、私は筆を置かねばならない。

 

 ドナルドのテクニックは現の想像をはるかに上回っていた。現は最初、いつからこんなテクニシャンだったんだ・・・と驚いていたが、そんな余裕があったのも束の間、「これか」「これか〜?」「こっちの方がいいかな」と次々と繰り出される技に頭が真っ白になった。奥義ドナルドマジックに現はなすすべも無く壊れていく。道化師の脳天を突き上げるファックに現のボキャ貧は加速し、ただうわごとのように「いいわいいわ」を連発するだけになった。意識が朦朧とし、世界がぐるぐると渦を巻いているような錯覚に陥る。「ランランルー」とともに果てたドナルドから解放された現はドタリと床に倒れ込んだ。

「今日はありがとう。また今度お話ししたいなー」

そして長時間のプレイにもかかわらず疲れひとつ見せないドナルドは、軽やかな足取りで帰路についた。

 

公衆便所に残ったのは捨てられた現の姿だった。虚ろな目を床に移す。灯にやって来た蛾が一匹、白い腹を見せて死んでいる。蛍光灯が切れかかっているのだろう、チカチカとしていて端がオレンジがかっている。波の音は相変わらず高い。現はようやく起き上がる。ドアに手をかけた瞬間、彼はある違和感に気がついた。

 

「ダメ、ズボン無い・・・(新事実)」

しかし、無いのはズボンだけではなかった。彼が下半身に身につけていたもの全て、つまり靴や靴下、パンツまでが無いのだった。恐る恐る扉を開けて外を見る。そこには誰もいない。砂の上に靴が片方だけ投げ出されていた。先には片割れがやはり砂に半分めり込むような形で放り出されている。しかしそのほかの身に付けていたものはまるで見当たらない。

 

 いくら夜陰に乗じようと、下半身を露出したままでは家までは辿り着けないだろう。財布も携帯も全てはズボンのポケットの中だった。無論これらも見つからない。こうなってしまうともはや助けを呼ぶことも不可能だ。


「嗚呼、駄目駄目駄目」


先程まで嬌声に充たされていた空間に現の力ない嘆きが響き渡った。




コブラ三木谷の呼吸音はなぜうるさいのかを考察してみた

ガバ穴ダディーの見どころの一つとしてコブラ三木谷が数えられます。彼は途中から参加してくるセリフのない竿役なのですが、独特すぎるボリューミーな呼吸音で、主役の二人にも負けない凄まじい存在感を放つキャラとして知られています。なぜ彼の吐息はここまで荒くなってしまったのか?思いついたいくつかの仮説を並べてみたいと思います。

 

1.急いで招集されたので息が上がってた説

 コブラの参加はおそらく台本にはなかったものと思われます。当初のシナリオでは島田部長とダディーの太めの二人のファックが実現するはずだったのです。しかし、島田部長の逸物は大きくなりません。「しゃぶらないと大きくならないぞ」。焦った部長は、大きくならないのをダディーに責任転嫁し始めます。これでは埒が明かないと判断した撮影スタッフが、登場予定のなかったコブラをを召喚したのではないでしょうか。電話を受けたコブラは困惑したに違いありません。休みにも関わらず彼は急遽、現場へと向かいます。急いで息が上がったコブラは、休む間もないまま撮影に参加させられます。だからあれほど呼吸がうるさかったのではないか、個人的にはかなり有力説と思います

 

2.休日出勤させられてキレてた説

 これは1と関連しますが、休みを満喫していたところに突然連絡が来て撮影に引っ張り出されるとは、たまったもんじゃないでしょう。せっかくの休日が予期せぬホモビ撮影で潰されてしまった。このやり場のない怒りをコブラは呼吸で表現したのかもしれません。

 

3.ダディーがガバ穴すぎたので精神統一が必要だった説

 コブラはこの作品でコックリングを装着しています。彼は数えきれないほど多くの作品にも出演し、OGMMやドラゴン田中と言った有名どころとも絡んでいますが、コックリングの装着はあまり見かけません。ではなぜ彼はこのガバ穴ダディーでコックリングを装着したのか。それはダディーの穴がガバガバすぎて、竿師の異名を持つコブラでも掘り続けるのは困難だと判断したからだと思います。招集の電話で、現れたモデルの穴があまりにもガバガバであるということが、スタッフを通じてコブラに連絡されたのだと推測します。そこで彼はコックリングを携えて灼熱の戦いの中へ踊り込んだのではないか。しかし、その穴は想像以上にガバガバだった。いくらコックリングを装備しているといえども、相手のガバ穴は凄まじい。参考までに、ダディーの穴には指が三本入ることが確認されていますが、あの拓也さんもまた自身の怪文書の中で指が三本入ることを告白しています。そしてその拓也さんの穴は「ガバガバどころかスカスカ。ホモの末路。」と酷評されているくらいですから、ダディーのそれがどうであるかは別に指を入れてみないでもわかります。そんなスカスカの穴に対してコブラは呼吸を整えることで立ち向かった。己の内なるエネルギーを高めて、精神を統一させ、この強敵に挑んだのではないでしょうか。

 

4.単に目立ちたかった説

 セリフが一切無いのに不満があって、せめて呼吸音だけでも存在を主張しようとした説。しかし、有名モデルの彼が今更目立ちたがる必要性は薄く、あまり有力説ではありません。

 

5.ダディーが尊すぎて興奮を抑えきれなかった説

 ビデオのレビューではダディーの人気はうなぎ登り、辛辣なコメントで知られるガチホモ兄貴たちですらダディーには「親父の甘えっぷりがかわいい」「かわいいダディー」、「ウケの親父がものすごい変態です!」と賞賛の嵐。これだけ激賞されるモデルも珍しいです。ダディーは1000年に一人の美少女ならぬ、1000年に一人の中熟年デブホモだったのではあるまいか。そんな人物と真剣な肛門性交を営めることにコブラは興奮を抑えきれなかったのかもしれません。コブラの呼吸音には汚さのみならず、どこか神聖な響きがあります。時々コォォォオ!!(神威)というコメントを見かけますが、実際その通りだと思います。つまりダディーという素晴らしいホモとの邂逅を果たしたことによって、彼が神の存在を確信し、その導きに感謝するとともに強い畏敬の念に打たれことが呼吸音に現れているとも考えられます。

ガバの木と海のあるまちで (第7回・現たゃマックJKと邂逅)

 現を乗せた自転車は街へと続く緩やかな坂道を下っていく。夏の遅い夕暮れが迫り、斜陽に照らされた沖合の海は小麦色に輝いている。夕凪を破るように、時折涼やかな潮風が吹き付けてくる。しかし今の現は何事も美しいと思えない。ただそこにあるのは光を反射する水、気温10何度かの気流であって、感傷を誘うものではないのだ。そんなことを考えながら、あたりを見るともうそこは街のはずれだった。今やすっかりホモタウンと化したこの街も、かつてははれっきとした宿場町だったのだ。その面影は街の一角に軒を連ねる古い日本建築だとか、海辺に設けられた関所の跡くらいにしか残っていない。明治時代にこの街を訪れた文豪・M氏は紀行文の中で「なんていやらしい街なのだ」と率直な感想を綴っている。それから百年以上の時を経た現在の卑俗さは言うまでもなかろう。

 

 虚ろな現の眼にマクドナルドの看板が映る。夜マックとは随分な戦略ではあるまいか。ポテナゲ大(ナゲット2箱にポテトL)が500円とはこんな魅力的なファストフードが他にありますかいな。おまけに夜マックにはバーガーパティ倍サービスというのもあって、ビッグマックやペロペロダブチ・・・などはパティが4枚になるからお得だ。現は最初、駅前の焼肉ぷもも苑で食べようかと思った。ここは銘柄豚・島田豚や牛。の焼肉が名物なのはもちろん、海が近いこともあって、イカキムチや特製シーチキンサラダなどの魚介系サイドメニューも充実している、地元では知らない者のいない名店だ。けれども金曜のぷもも苑は混んでいる。会社の宴会が開かれるのだ。その様子は魑魅魍魎百鬼夜行酒池肉林阿鼻叫喚で中にはトイレに引き摺り込まれてフェラさせられてバックも掘られて薔薇族を読むようになり、最終的には大阪の方に何回か遊びに行くという本格派ゲイに仕立て上げられるとの噂もまことしやかに囁かれていた。現はそういうところには出向きたく無いと思う。サムソン男優の中でも比較的良識派な彼は、不正や横暴に対してはあくまで、恥ずかしく無いのかよ?と批判的である。

 

 現は自転車をいい加減に駐輪場に放り出し、そそくさと店内へ向かう。この店は郊外ということもあって一階建で、敷地も随分広い。小高い丘の麓にあって、窓際からは日本海がよく見える。土日になると併設された遊び場が賑わうが、金曜の夜は静かである。ドライブスルーには車がずらりと並んでいるが、その割に店内は閑散としている。

ビッグマック倍にポテナゲ大、それからコカコーラゼロLと水もお願いします。」

コカコーラゼロと水。これがファストフードを食する時の現の流儀だ。コカコーラをゼロにしたところで総カロリーに大差がないのは火を見るよりも明らかなのだが、現はこれで少し痩せた気になる。それは一種の精神的な罪滅ぼしであって、実際のカロリー云々は一向に構わないのだ。無料の水を飲むのは現的には脂モノには氷水が美味しいからであり、取り立てて深い理由などはない。

 

 1000円オーバーの会計を支払い、注文の品を受け取ってどっかりと窓際の席に腰を下ろす現。フラストレーションをぶちまけながらの豪快な食事風景ははたから見るものには圧巻だ。右手にハンバーガー、左手にポテトを交互に貪る。彼の顔と並ぶと小さく見えるビッグマックにかじりつき、ポテトを四、五本をまとめて放り込む。ポテトを持っていた手はおもむろにナゲットの箱に伸びて、バーベキューソースにたっぷりと浸った揚げたてを頬張る。喉を鳴らしながら氷で冷えたコーラを流し込むと、現の左手は再びポテトへと向かう。

「あーサイコサイコ・・・」

食事をしながら思わずその口角には笑みが浮かぶ。現が心に抱えていた嫌なことも気がかりなことも、何もかも全て流れていく。窓に目をやる。夏の太陽もとうに水平線の向こうに沈み、夜の帳の降りた日本海は漆を流したかのように黒く、静かだ。その闇の中に漁船が一艘、二艘、白熱電球を煌々と照らして波間に揺蕩っている。食事を終えて幸福感に浸っている現は思う。ああなんと世界は美しいことだろう!

 

 現の後ろの方には3人組の女子高生が喋っている。この街唯一の高校である、商業高校の生徒だろう。

「あの新作MAD見たー?」

金髪の一人が口を開く。

「見た見たーなんかおっさんなんとかみたいなやつっしょ」

「あーあれかー、現ちゃんとガバちゃん出てたね」

一人は茶髪それからもう一人は短髪でメガネを掛けた大人しそうな雰囲気で、他の二人とは雰囲気を異にしている

「そそそ、ところでガバ現ってどう思う?」と金髪姉貴

「うちは全然ありかな。現ちゃんとガバちゃんってなんかキャラ違うって言うかさ、それが逆に被ってなくていいと思うんだ。」

「えーでもやっぱりうち的にはタチ現としまじろうが王道なんじゃないかなって、思うんよね〜」

茶髪姉貴はこう言ってから少し恥ずかしいのを隠すように手元のケータイに視線を落とした。

 「お前頭固いんだよ!っwwww」と金髪姉貴からツッコミが入る

「まーあれだねー貫地町はどっちでも良いと思うけど、カプとかにはそんなにこだわらんねー」

貫地町とはなんだろうか?この物語を読む読者には地名のように思われるかもしれないがさにあらず、この街では島田家と双璧を成す名門・貫地町家のことである。島田家は名門の割に口先ばかりで無能、指示厨、インポディアルガの部長などなど世間での評判は芳しくないが、貫地町家は乳首モロ感だが根は真面目な部長が多いとの評判である。この金髪女子高生・貫地町公望(17)もその華麗なる一族の一人である。

 

「そういえば緩次郎×コブラ三木谷派もいるよね」

短ちゃんが切り出す

「コブガバはなまら草。そもそもコブラは絡みの相手が多すぎるから成立してない…してなくない?」

「まぁあれだょ、うち的には太めの二人のファックが見たかったからやっぱ王道を征くのはしまじろうかな。」

コブラアンチって多いのかな」

「まぁ多いんじゃね?ホラなんか途中から参戦してくるの嫌いとか吐息がうるさいとかいろいろ叩かれてるしさ」

「私はさぁこう思うんだよね」

短はすこしの沈黙を挟んでこう言った

「百合に参戦してくる男役を叩いてるような連中はコブラ三木谷アンチだって」

聞いた二人の笑いが渦の環のように広がる

「あ、そこそうですね」

「真理すぎておっp…おっぱげた!」

 

 

「(最近の若者の会話レベルは)すごいなぁ」

現は小声でこう呟いた。

 

「話変わるけどさ」

コーヒーを飲み干して貫地町が口を開く

「現ってなんかキモくない?」

 

「おっほっほーおーほほ!?」

超展開に興奮を隠しきれない現ちゃんは思わず雄叫びを上げてしまう。けれども三人は自分達の会話に没入し、気づいていないようだ。

「わかるーなんかこないだプロフィールみたらさ相手が女でも男でもいじめられるのが大好きって書いてあってマジ引いたわwwwwお前バイだったのかよぉ!?」

「そんなドMの癖に名前が少しM氏ってホントなんなんですかね…」

「浅草ぶってぶって音頭もなんかやじゃない?

「あの辺全体的に嫌い。自分がかわいいと思ってやってそう」

「私は変にマセてないだけ課長のほうがまだ可愛げがあると思う」

 

少しどころじゃなくM氏の現ちゃんはこんな会話を聞きながら「いいわいいわ…」と恍惚的な表情を浮かべていた。現はいじめられるのが大好きなのだ。DISったつもりでいても受けとる現にしてみればそれはご褒美でしかない。ただでさえ満足のいく食事を終えてハイになってる現ちゃんは堪らず

 

「(精神的に)ぶってぶってもっとぶって」

 

と三人に懇願してしまう。想像を上回る変態ぶりに固まる三人。

「なんかさぁカラオケでもいかね、このオッサン面倒だし」

「いいわいいわもっと頂戴そういうの!!」

現ちゃん的には短ちゃんがタイプだったので声をかけようとしたが

「うわきっしょうちの短ちゃんに触ろうとすんなってこの毛デブ犯罪者じゃん」茶髪姉貴に阻止されあえなく引き下がる現。

 

そそくさと店を後にした三人に変わって店の奥から道化師が現れた。どうも現の愚行を嗅ぎ付けたらしい。

「ドナルドとお話ししようよ」

笑顔を浮かべるドナルドの目は少しも笑っていない。ゆるして亭ゆるしてくらいじゃとても許してくれなそうだ。現ちゃん大ピンチ!!

 

次回

現場監督vsドナルド

 

 

ガバの木と海のあるまちで (第6回・西田現の憂鬱)

前回までのあらすじ

 

筆者ですら覚えてません。なので続編はフィーリングでそれっぽいこと書きます

 

 

*************

 

昼下がりの西田医院には閑古鳥が鳴いていた。もとよりこの街には病人が極めて少ない。

激ハメ爺ちゃんはその理由を「ホモの人はみんな元気いいの」と説明している。実際、この街の人口は同性愛者、それも太めの中熟年男性だけで大半を占められている。そしてごく僅かに居住するノンケたちはマジョリティーであるホモの一太刀に、さげすみに満ちた眼差しを向けられるのだった。街には小・中学校がある。彼らの両親はノンケであることもあれば、ホモであることもある。自分がノンケであると自覚した若者たちは中学卒業後に街を出ていく。ノンケとして生きる限り、この街で描かれる彼らの未来は鉛色のものでしかない。そしてひとたび巣立った彼らの多くは、この奇妙な故郷を捨てて二度と還ることはない。

 

 けれどもこの医院の長、西田現は激ハメの言葉の真相を知っています。

「こんなぶっといの(フェイクニュース)入れちゃってさぁ?恥ずかしくないのかよ」

この町の死因第一位はズバリ、HIVである。40代、50代でポジって数年の闘病もむなしく命を落とす者も少なくはない。要するに病弱なホモたちは容赦無く淘汰されるのだ。死人に口無しとはまさにこのことを言うのだろう。激ハメの言葉はつまるところ生存バイアスに過ぎないのだ。

 

こんなことを考えながら現は午後のテレビを見ている。しかしどこにチャンネルを回してもクッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッソつまらない&不快な魔の時間帯である。ワイドショーもメロドラマも気持ち悪いし(彼らにとってのノンケコンテンツはノンケにおける無修正ホモビ視聴並の苦痛を与える)、QVCの通販番組はコメントなしで見るにはマジでシャレになんないくらいつまらない。かといって消してしまうのも退屈だ。現はリモコンの2ボタンを押す。映し出されたのは幼児向け番組。これが一番悪くないと現は思う。金と欲と愛憎に満ちた大人の娑婆よりも、子どもの戯れの方が何倍もマシだ。しかし、現の太すぎる眉の間に刻み込まれる皺はだんだんと深くなっていく。

「声ぐらい出せよ」

現は踊りの時間なのに端で突っ立ている子供達に不満を抱いた。一度気に入らないととことん気に入らなくなるのが現の性質である。たちまち

「ホラホラホラ、もっと動いてみろよ。なぁ、声ぐらい出せよ。動かずにギャラもらおうっていう薄汚ねぇ根性が見える見える・・・(神経が図)太いぜ。なんだよぐるぐるどっかーんて。こんなやる気ゼロの番組流してぶっとい受信料徴収しちゃってさぁ?NHKは恥ずかしくないのかよ?」

かけくだ3で自分が見せたやる気のない言葉責めのタチ役を棚に上げて毒を吐き散らす現。そもそも溜まりに溜まったフラストレーションを幼児向け番組にぶつけることでしか昇華できない哀れな五十路親父とNHKとではどちらが恥ずべき存在なのだろうか。

 

 最近の現はタチともご無沙汰とあってクッソイライラしている。思えば近頃は何もかもうまく行っていない。この間ストレス発散のためにカラオケに行って現監サーキュレーションを歌おうと思ったらJOYSOUND性交渉中とのことで歌えず、帰りにハイチュウを買おうとしたら売り切れで買えず、見知らぬオッサンには課長と間違えられてサイン求められるし、明星の太いぜ。ガチブトラーメンは生産中止になるし、太いチンポはおまんこに入んないしで、マジ踏んだり踏んだり蹴ったり蹴ったりの現たゃはそんじょそこらの生理中のギャルJKよりイライラしてる。いやほんまに。

 

 

 その時ガラス戸が空いて、静かな医院の待合室に柔らかな夕陽が差し込んだ。ややあって現監を潜って現れたのは、ウエストポーチみたいなとってつけたような腹をした四角い顔の男。付き添いの男はこれまた太っているがまぁこの町では普通の体型だ。これが今日、いや今週初めての患者だ。現はまだ今週が始まったばかりの気でいたがそういえば今日はもう金曜日である。受付でウエストポーチを迎えるのはもう一人のウエストポーチ・現。

 

現が受け取った保険証には我馬緩次郎とある。

 

「(身体の異変)感じるのか?どこが感じるの?」

「お尻の穴が・・・」

緩次郎が言いかけると付き添いから間髪入れず

「違うだろぉ?」

とツッコミが入る。

「ウーン私のおまんこ」

 

なんだよおまんこってこいつら揃いも揃って相当変態だなと、のどちんこくらいまで言いかけたのを飲み込んで現は早速診察室へ緩次郎を通す。一通りの問診を終えていよいよ診察。ここからが医療行為の真髄に突入す。

 

仰向けに寝て肛門を晒すダディー。

「締りの悪そうな穴だな・・・」

率直すぎる感想が思わず現の口を衝いて出る。現は嫌そうな顔で事務的に器具を挿入する。

「ホラ奥まで入っちゃうよ、後ろの穴に入っちゃうよ。」

やる気のなさそうな声だ。

「いごいてる、中で」

ダディーは何かを訴えているらしい。

「これがいいのか」

「ああそこっ!おっぱげた!」

「こいつ相当変態だなぁ(呆れ)」

しかし現は確かにそこに生命の躍動があるのを感じた。そこに現は新たな生命を感じたのである。もしかすると・・・現の脳裏をとんでもない発想がよぎる。いや、こいつは中熟年デブホモだ、そんな訳が無い。だがしかしそれ以外には考えられない・・・現はこの医院では数年来使ったことのない妊娠検査キットを使った。

 

現は恐る恐る検査キットを見た。そしてそこに一条の線が浮かんでいるのを認めた。

(生命の神秘を)もっと感じてみろよと常日頃言ってた現ちゃんもあまりのびっくりに絶句。

「このままじゃSAN値がいっちゃうわよ!チンポガチンポガ(上級魔法)」

上級魔法を唱えてなんとか耐える現。しかしその心の中には逃げ場のない疾風怒濤が渦巻いている。あぁ神様魔法使い様仏様、今見てるのは全部嘘だって魔法をかけてください3

 

懐妊を告げられた二人の反応を狂喜乱舞という言葉では言い表せなかった。とりわけ母になったガバ穴ダディーの喜びぶりは凄まじく

「ちゃんちゃちゃちゃんちゃんFOO⤴︎」

歓喜のファンファーレを皮切りに

「中(の新生命体)が気持ちいモコモコ!Delight!Beast! OMANCOの中でeasyeasy! ウウウうううウウうううううううううう!!!!」と甲子園のサイレンみたいな雄叫びを上げ、最後には現が目の前にいることを1ミリも憚らず愛する部長と濃厚なキスを交わすというバカップルぶりに、ご無沙汰現ちゃんは怒り心頭

「この変態親父!(`・ω・´)スケベ親父!(`・ω・´)」とキレ散らかして現監から追い出したのだった。

 

虚無感にとらわれたグッタリとソファーに腰を下ろした現は、そういえば会計をしなかったことに気がつきもはや全てのやる気元気が消え失せた。まだ閉院の時間まで1時間以上あるにも関わらずブラインドを下げ鍵を閉め店仕舞、白衣を脱いで投げ捨てるように椅子の上におくと、勝手口にあるサンダルを引っ掛け、錆付いた自転車のストッパーを力いっぱいガチャンと蹴飛ばして、暮色の迫る街へと繰り出していくのだった・・・

 

 

 

 

褌助聖太子の言葉

 

 

 

 

 「シーチキンは太り始めていた。それはガバ穴ダディーによって太らせられたのか。それとも細いシーチキンを太いと思おうとする精神修養によって太く見えているのか。誰も真実を知るものはいない。そもそもシーチキンは実際に存在するのだろうか?それは、もしかすると我々の心の幻想が、虚空に描きだした蜃気楼なのかもしれない。銀色をしたこのリングは、蓋を開けてみないと正体はわからない。中に入っているのはマグロやカツオの油漬けとは限らない。そこに入っているのはガバガバ穴BBセットかもしれないし、そうだとすれば缶だと思ったそれはコックリングかもしれない。缶がコックリングだとすると中に入っているものはコブラの合金おちんちんに他ならない。我々はシーチキンを食べているつもりでいながら、知らず知らずのうちにコブラの合金おちんちんをしゃぶっていたのである。」

 

 「このことから導かれるのは、我々は寝ている間にガバ穴ダディーにしゃぶられている、という驚くべき真理である。ガバ穴ダディーは肛門を性器にトランスする特殊能力を備えている。さらにダディーが人間では無いということは、人間の発声能力を超越した様々な音、「ぷももえんぐえげぎおんもえちょっちょっちゃっさ」という異次元言語から自明の事実である。ダディーは自由に空間や時間を操ることができる。ファミマ入店音、牛、MOW、ピノ、ガラム・・・あらゆる物や音に大変身して、ダディーは我々の周囲に存在しているのだ。そして空間を操るダディーは、眠っている全ての人間の粗チンチンをしゃぶる。粗チンチンは、性別にとらわれず全ての人間が具有している仮想的な性器であり、あらゆる煩悩の象徴である。人間である限り、そこに冠せられる文字は「粗」であり続ける。しかしダディーは人を真理へと導く。「粗ちんちん入れて法」、これこそが彼が迷える人間を導く手段であり、しゃぶることによって人間のもつ業を吸い取っているのだ。やがて悟りを開いた者は合金おちんちんに進化し、全ての肌色ディルドと指示厨を滅ぼすことだろう。しかしガヴァーナ(宇宙の真理)をいっぱい気持ちするにはまだ力が足りない。この状態でガヴァーナを探求するためには叡智の輪の手助けを必要とする。合金おちんちんは粗ちんちんから完全合体合金おちんちんへの架け橋に過ぎない。それは乗り越えられるべき手段に過ぎず、それ自体としては全く意味をなさないのだ。合金おちんちんを脱却し、完全合体合金おちんちんを手に入れたものにとって、ガヴァーナは全て己のものとなる。この境地に至った魂はもはや人間では無い。それは「聖太子」と呼ばれるべき、神聖にして絶対不滅の存在である。」

 

 

 

 

 

 

DADDY IS PUMOMOENG YOU

 

ダディーはあなたをぷももえんぐしている

 

 

 

 

 

 

ぷもも園建設記 第一回シーチキン編

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早速シーチキンを試作してみました。シーチキンのミニチュアだと最近はガチャで出てるんですが、あれは良くできてはいるものの、リング(コブラみたいにコックリングにでも使うんですかね?)だった気がするので、ちょっと使い勝手がよくありません。
 また、当然ながらガチャに投下するシーチ金もないので自作することにしました。

缶の素材はそこら辺にあったペットボトルのキャップを使います。細いシーチキン(実物)の径は約75mm、ペットボトルの蓋は30mmですから、おおよそ1/2.5の縮尺のモデルとなるわけです。



缶の塗装は手持ちのプラモ用スプレーで済ませました。百均でも安いスプレーが売ってるのでそれを使ってもよいかもしれません。

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こうしてメタリックな彼が出来上がります。なお蓋が軟質プラっぽく塗料が食いつきにくい素材なので、真面目で優しいモデラーの皆さんはプライマーを吹くなど下地処理をしたほうがよいでしょう。私はガバ穴野郎なのでそのままイッチャウことにしました。

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缶のラベルはJINE CAMERAで自作しました。この手のミニチュアはなんとなく文字を増やせばそこそこリアルになるみたいなイメージがあります。もうちょっと文字を増やせばリアルになるのかもしれませんが、私の技術ではこれくらいがいっぱいいっぱいゆうじろうです。

 最初印刷したのがDKSGだったので小さくしたのを作り直しています。

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切り出したラベルを両面で貼り付け完成。こうしてみるといつもスッチョんでる細いシーチキンが太く見えます。

試作としてはまぁまずまずなので以降はシーチキンの量産に移ります。

 近いうちにケツピンワールドのキャラ作成、余裕があれば太過ぎるっピとガバのダーディーを作っていきたいと思います。

ぷもも園建設してみっか・・・

子どもの頃の夢はピングーの世界に行くことでした
これで願いが叶った気がします

(ケツデカピングー最終話 漂白剤兄貴によるコメント)

 

 畢生の大作を仕上げた動画クリエイターは最後にこう静かに語った。実際、漂白剤兄貴はデブホモたちの力を借りてピングーの世界に没入し、見事に子供の頃の夢を叶えてみせたのである

 

 オレもまたガバ穴ダディーたちの住むぷもも園にイッちゃいたいとおもっている。

 

そのためにはどうすれば良いのか?私は太いシーチキンをスッチョみ、ガバ穴ダディーのセリフを繰り返し暗唱し、力の及ぶ限りぷもることに努めてきた。しかしシーチキンが太ることはなかった。追いかければ追いかけるほどガバ穴ダディーたちの世界は遠ざかっていった。

 

そんな時あるアイデアが天啓のように舞い降りた。

 

「ぷもも園を実際に建設したらどうだろうか?」

 

 テーマパークの建設。それは岡山ドバーランドを見た時から私の第一級の憧れであり続けてきた。デブホモたちに彩られたテーマパーク。太すぎるッピとガバのダーディーが入り口でお出迎えし、太いシーチキン型メリーゴーランド、下の世界の深淵を垣間見ることのできるジェットコースター。ディルドを模したオブジェは太陽に燦き、コックリングを入り口とする庭園には奇怪なBGMが鳴り響き摩訶不思議な光景が広がっている。子供の中熟年デブホモたちはきかんしゃガバマスかきに乗り時間を忘れて興じている・・・

 

 ありとあらゆるアトラクションが中熟年親父たちの色に染め上げられた、それと知るものには十二分に汚く、それでいて知らない人にしてみれば極めて魅力的な遊園地。どうすればこの人工天国を建設できるのだろうか。ドバーランドのようにゲームソフト上でのならばできるかもしれない。しかし私はあえてミニチュアとしてこれを製作してみたいと思っている。

 

 こうしてぷもも園の建設に着手することにした。私はシーチキン道を追い求める求道者だ。この庭園が完成することは無いかもしれない。しかしその一部でも具現化できたならばこれに勝る喜びはない。